青森への旅も共にしたM氏からいきなり「オカマを見に行きたい!」と言われたのが旅の発端。一瞬新宿某所の濃厚なようすが脳裏をよぎりましたが、彼女の言ったのは蔵王にある湖「五色沼」、通称「御釜(おかま)」のことでした。
御釜は噴火後の火口に水がたまってできた火口湖。聞けば、その水はとても美しいエメラルド色なんだとか。エメラルドの水が輝く巨大なお釜…それはちょっと見てみたい!というわけで、蔵王の宮城県側にある刈田岳まで御釜を見にいってきました。蟹と鰻のデスマッチをはじめ、噴火を鎮めた伊達政宗の七男坊やら、冬になると神さまが山のふもとに引っ越すという山頂の刈田嶺神社やらも登場し、カオスなかんじでもりだくさんな夏の思い出です。
かつてのマルタの首都であり主要要塞だった城塞都市、イムディーナにいってきました。現在はサイレントシティ(静寂の町) という異名がつけられた、住民300人ほどの小さな小さな町となっています。過ごしやすい昼下がりにも関わらず、足音がコツコツと町に響きわたるほどの静けさはまさに異名どおり。レモンクリーム色をした石造りの町並みと中世ヨーロッパらしい細い路地が、方向音痴な一人旅デビューをやさしく迎えてくれました。マルタへの超短期留学中に訪れた町シリーズ第2弾です。 (※第1弾は眼と耳がついた珍妙な塔のあるセングレアにいってきた記録です。 併せてどうぞ!)
紅葉にはまだ少し早い10月、京都の妙心寺で毎年催されている「梵燈のあかりに親しむ会」にいってきました。ふだんは公開されていない妙心寺東林院の庭園に、ろうそくの灯りで禅語があらわされます。さほど広くはない枯れ山水の庭園にならべられたろうそくは約400本。真っ暗闇の寺院にほのかなタイムスリップ気分をあじわいつつ、夜にゆらめく梵燈の幻想的な景色をながめて煩悩だらけのじぶんを見つめなおしてまいりました。いただいたお抹茶とお菓子が美味しかったまたたべたい\(煩悩)/
伊勢神宮の鬼門を守るとされるお寺、朝熊山の金剛證寺(こんごうしょうじ)にいってきました。奥の院に置かれた卒塔婆は最長約8メートル。ずらりと並ぶその姿はまるで壁!そしてあまりにも巨大な卒塔婆とは対照的に、ひっそりと並ぶ苔むした墓石にも静かに興奮。
お彼岸ということで巨大卒塔婆にお参りにくる地元のひとの姿も垣間見、林立する卒塔婆の迫力となごやかなお墓参りムードがつくる独特な空気にひたってきました!
ヒガンバナ咲く9月の3連休に伊勢へいってきました。まずはじめに向かうは讃岐うどんの対極と言われるひたすらにコシのない伊勢うどんと、やわらかな木洩れ日がやさしい伊勢神宮外宮・豊受大神宮です!
「”外宮” ってなんだ?」と思ったそこのアナタ。伊勢神宮と呼ばれる場所が2箇所あるって知ってましたか? 伊勢にいこうと思い立つまでまったくなにも知らなかった伊勢超初心者による超初心者のためのカンタン解説もありますのでぜひご覧くださいませ。もちろん、「そんなことは常識です!」という方もぜひ目を光らせてチェックしていってくださいますと光栄です。