
宮城県の松島で毎年2月に開催されている「かき祭り」にいってきました。 松島もまた、この「かき祭り」の約11ヶ月前、東日本大震災によって津波の被害を受けたところ。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。 かき祭りの存続も危ぶまれたものの、今回は広島や京都など、各地の牡蠣名産地の協力を得ての開催となったそうです。そんな日本全国の牡蠣パワーが集結した松島かき祭りで、雪景色をながめながら美味しい牡蠣たちをあじわってきました!
焼いて!鍋で!フライで!ぷりっぷりの牡蠣をあじわえる松島かき祭りにいってきた 目次とアクセス
東京から仙台までは新幹線に乗ります。仙台で福島在住K氏・仙台在住Nくんと合流し、この日は5人旅。仙台から松島は車で1時間弱、電車を使うと30分弱で行けます。
1. いざ突撃 冬の松島 かき祭り(字あまり)
松島に到着すると、そこには快晴の空の下キラキラ輝く白銀の松並木。
夏には来たことがあったのですが冬の松島は初めてです。雪景色がとてもきれい!南国移住を夢見るくらい冬は苦手なはずなのに…松島に限っては冬の方がきれいで好きかもしれない…!
マリンピア松島水族館でアシカと握手したり電気ウナギで感電したり(別記事にて紹介予定) したあと、満を持してかき祭りに向かいます!
(これは帰りに撮った写真。着いたときは青空ひろがる好天だったのに、最終的には大雪になる気まぐれ天気…。)
会場はJR松島駅前、かつ海の目の前にあるグリーン広場。さっそく突入すると…
なんかいる!
いきなりなまはげ氏に出逢いました。秋田からいらしたようです。怖い顔のわりに快く撮影させてくれる優しさをお持ちです。
牡蠣以外の屋台もわりとあります。東北グルメが多いですが、東北以外のものもあったりしてにぎやか。
海が見えます。ああ松島や。
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2. 太っ腹すぎる焼き牡蠣と牡蠣鍋の無料試食
じつはこの「かき祭り」、試食という名目で焼き牡蠣を無料配布していたりもします。なんということだ。
というわけで長蛇の列に並びます。
待っててね焼き牡蠣ちゃん。
待ってる間に極厚ジューシー牛タンとカキフライをいただく
5人だったので、焼き牡蠣に並ぶ部隊と屋台の食糧調達部隊の二手にわかれました。そして屋台食糧調達部隊の成果は…
極厚やわらか牛タン串と、ぷりぷりカキフライ!両手に持ってご満悦の同行者Yさま(ヨンさまではない)。
これがどっちもとっても美味しかったです。ありがとう調達部隊。牛タンは分厚いのに柔らかくて、カキフライは牡蠣のぷりぷり具合に感動。焼き牡蠣の前にはやくも牡蠣パワーの恩恵を受けました。
ぷりぷりジューシーな大粒焼き牡蠣をいただく
牛タンとカキフライに興奮していると、あっという間に焼き牡蠣の順番がまわってきました。並んでいたのは実質15分くらいだったかとおもいます。
おじさまやサッカー部らしき男子高校生たちが、ひとつひとつナイフでがぽっと貝をひらいて渡してくれます。
立派だよう。これが無料だなんて動揺。いただきます!
ぷりぷりジューシーすぎて汁をコートにこぼしました。食べるのがへたくそすぎて泣きたい。でも、もちろん美味しかったです!!
同行者K氏が日本酒の入ったコップを持っていたら、牡蠣を配っていたおじさんが「こうするとウマイんだ」と言って牡蠣を入れてくれました。
へーすごい!松島素敵!とみんなで感心したのもつかの間、地元の人らしきおばちゃんに「なァーにそれ!」とおもいっきりつっこまれたのでとくにメジャーな食べ方ではないようです。
おもわずニコニコしちゃう牡蠣鍋をいただく
つづいてこれまた無料の牡蠣鍋をいただきに参ります!
焼き牡蠣よりは短いながら、こちらも行列ができています。
いただいた牡蠣鍋はこちら。
これで一人前です。太っ腹すぎる!
牡蠣が大粒だわぷりぷりしてるわダシが出てるわ温かいわで、寒さに凍えた身にしみます!とても美味しかった。
こうして配られていた牡蠣たちをいただいたあとは、「かき再生復興募金」に微力ながら募金しました。ありがとう松島かき祭り。
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3. 降りしきる雪の中ででいただく地酒とあん肝鍋、そして雪国の知恵
地酒でるんるん
さきほど既に登場しましたが、もちろん日本酒も販売中!塩釜や石巻など、被災地の地酒が並びます。
お店のひとが陽気で素敵でした。
美味しいお酒を入手してるんるん。牡蠣とこの寒さによく合います!さいこうじゃー。そしてこのあたりから怪しくなってくる雲行き。
あん肝鍋をこぼしたらなにで拭くべきか
わたしが上機嫌にお酒をたしなんでいる横で、同行者Yさまはあん肝鍋(500円) にくぎづけになっていました。
大鍋たっぷりあん肝鍋!おじさんひとつちょうだい!といった趣き。
あん肝鍋を入手し、屋台裏にあったテーブルで、一息…
…つこうとしたところ、あん肝鍋を入手して浮かれたYさまがテーブルに汁をこぼす!
わたしがあわてふためいて屋台に台布巾を借りにいき、戻ってくると雪でテーブルを拭く同行者たちが。
隣のテーブルのおじさんに「これで拭け!」と地面から拾った雪を手渡されたらしい。これが…雪国の知恵…!
雪でテーブルを拭いている間もこんこんと雪が降り積もってきたので、ひとりフードのない服を着ていたわたしは松の木の下に避難することにしました。退散退散。
がんばれ同行者たち。素手で雪国を体感しているその姿をここから見守っているよ!
松島かきまつり
かき丼早喰い大会や、自分で牡蠣を焼いて食べられる有料炉端コーナーなどもあります!
- 場所
- JR仙石線松島海岸駅前グリーン広場
- URL
- http://www.matsushima-kanko.com/midokoro/siki/oyster.html
アシカと握手したり電気ウナギに感電した松島マリンピア水族館編につづく!かもしれない。
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