
あれは2011年のクリスマスイブ。軍艦島を訪れた帰りに壇ノ浦経由で下関に立ち寄りました。壇ノ浦へ散った平家一族に想いを馳せながらいただく山口名物瓦そば、カップルだらけの海峡ゆめタワーと関門海峡の静かなる夜景、新鮮お寿司とふぐ三昧の唐戸市場。夜景鑑賞時にははらはらと粉雪が舞い奇跡のホワイトクリスマスに。ちなみに今回の同行者はわたし含め全員独身です。思わず叫びたくなる、なんて無駄にロマンチックなホーリーナイト。そこのあなた!相手がいてもいなくても、今年のクリスマスは下関で過ごしてみてはいかが。
ふぐと迎えるホワイトクリスマス!下関唐戸市場と海峡ゆめタワーにいってきた 目次とアクセス
下関市を海沿いにうろうろしたルート。唐戸市場 – 亀山八幡宮間以外は車です。
1. 瓦の上にそば!山口名物「瓦そば」をいただく
久々のブログ更新です。日本各所と海外3ヶ国のたまりにたまった旅行記ネタ…。そのなかからどれを投稿するかさんざん迷った末に選択したのは本州西側のはじっこ下関。なぜならば、この下関を訪れたのがクリスマスイブだったからです。
この記事をしたためている現在は師走上旬、街中でクリスマスムードが徐々に高まる季節。カップルでもなんでもなくその気配も無い独身男女4人が開き直り激しい妙なテンションで下関のクリスマスを堪能してきた思い出を、この機会にブログに残しておきたいと思います。
壇ノ浦を臨む平家茶屋
軍艦島を離れたあと、レンタカーで下関へ向かいます。
これは関門海峡にある関門橋。夜の橋カコイイ!門司から下関へブーン。
下関までの道中、山口名物の瓦そばを食べにいくことになり、急遽『平家茶屋』というお店へ。下関までは軍艦島も共に訪れた福岡県在住のN野さんが車で送ってくれたのですが、このN野さんが山口出身で、「瓦そばたべたい!」と騒ぐ我々を快く連れていってくれました。
平家茶屋、個室がたくさんあるようで、我々も海側の個室に通されました。
思えばこれが無駄にステキなクリスマスイブの序章でしたね。
関門橋の夜景が控えめながら綺麗だなーと思ったり、真っ黒い壇ノ浦を眺めるうちに平家の栄枯盛衰を思い出してどんよりした気分になったりしてテンションが上下動しているうちに瓦そばが運ばれてきました。
ほんとに瓦にのってるよ!知ってたけど!実物は初めてです。
瓦そばは、「西南戦争の野戦の合間に薩摩兵が瓦で野草とか肉を焼いて食べた」という話をヒントに1960年ごろ開発されたんだって。山口県では一般家庭でも瓦の代わりにホットプレートで炒めたりしてふつうにたべるらしいです。
茹でて炒めた茶そばと、錦糸卵、甘辛い細切れ牛肉、きざみ海苔などがのってて、それを温かいめんつゆにつけていただきます。
茶そばの絶妙なおこげと甘辛いお肉と温かなめんつゆが美味しいのです。またたべたい!
平家茶屋
- 住所
- 山口県下関市みもすそ川町1-1 (関門橋横)
- TEL
- 083-222-2022
- URL
- http://www.heiketyaya.com/
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2. 海峡ゆめタワーで過ごす無駄にロマンチックなホワイトクリスマス
瓦そばに満足した我々を下関市中心部まで送り届けて福岡県へ帰るN野さんと別れ(N野さんほんとにありがとう)、宿を確保したのち、下関の街なかにそびえる海峡ゆめタワーへ向かいます。
海峡ゆめタワーは高さ153m。夜空に映えるライトアップがなかなか綺麗です。
タワーの敷地に入ると、こんなものがあったのでもちろん記念撮影しました。するしかない。前に来てたカップルに撮ってもらいました。カップルよ暗くて顔見えないけどありがとう。
入場料は600円。安い…これが下関の力か…!
受付にて、トナカイに扮した山口県PR本部長 ちょるる氏に出迎えられる。
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ゆめタワー展望台で関門海峡の夜景とひしめくカップルを観察する
展望台にあがると、関門海峡、下関港と門司港の美しい夜景が一望できます。
派手さは無いけど、静かでとってもきれい。海峡の夜景は対岸も見えて良い感じですね。
それから、写真は無いけど、海峡ゆめタワー展望台にひしめくカポーたちの様子も至近距離から観察しました。じろじろ。
これでもかと煌きを放つ観葉植物やハート形の内装たちから、寄り添うカポーたちの姿を想像してお楽しみください。
夜景とカポーたちの観察を終えてタワーを出ると、粉雪が…!
なんて無駄にロマンチックなホーリーナイト!!! 我々の荒ぶるテンションは最高潮!
近くにあったスーパーでお酒とスポンジケーキとホイップクリームと苺と飾りを買い込み宿へ。勢いで即席クリスマスケーキを作成し、飲んで食べて暴れて眠りにつきました。
海峡ゆめタワー
- 住所
- 〒750-0018 山口県下関市豊前田町3−3−1
- TEL
- 083-231-5600
- URL
- http://www.yumetower.jp/
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3. 関門の台所!唐戸市場で新鮮魚介をたらふくいただく
翌朝。一眠りして気持ちを落ち着かせた我々は早めに宿を出発。
下関といえば、ふぐ。ということで、ふぐとその他新鮮魚介を求め唐戸市場 (からといちば) へゆきます!
下関駅からタクシーで約20分の唐戸市場へ。
夢から醒めたゆめタワーの前もとおりましたよ!今日は晴れております。
これが唐戸市場の建物。しっかりして現代的な印象。
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サンタが働く唐戸市場のクリスマス
建物の中に入ると、2階に通路があって、市場を上から眺めることができます。
2階からのながめ。2階には海鮮のお店もありましたよ。
1階の市場へ降りると市場らしい光景が広がります。人はそんなに多くなかった。少なくともこの時点では…。
販売開始まで少し時間があるのでうろうろします。
寿司をならべるサンタたち。プレゼントはしてくれない…。
焦らされて高まる期待。気持ちはわかるよ少年。
ふぐのからあげ!
ちなみに下関ではふぐのことを「福」にかけて「ふく」と表記していることが多いですが、山口生まれ山口育ちのN野さん曰く、山口県民も普段は「ふく」ではなく「ふぐ」と呼んでいるとのことでした。
はやくたべたい…。
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素人向けの魚介販売開始と戦利品の実食
そして訪れた販売開始時刻!
販売開始とともに、人が押し寄せ群がりわたしはぐっちゃぐちゃになりました。あんなに空いてたくせに一体どこに潜んでいたの!
上の写真は、壮絶な戦いの最中に写真を撮れなかったのでちょっと落ち着いてから撮ったものです。これを見る限りではすっかり落ち着いていますが、販売開始直後は絵に描いたようなもみくちゃバーゲン状態。唐戸市場に来ておトクで美味しいものを入手するためには販売開始前から目星をつけた店舗前に張ってることを強くオススメします。
こちらが、4人で手分けした戦果。
買いすぎ疑惑!でも美味しそう!いただきまーす。
ふぐのからあげ!
何かの握り。食べ過ぎて記憶が無い。
もぐもぐ!お寿司三昧!2階の通路には、ちょっと腰掛けて買ったものを食べられるテーブルと椅子が設置してありました。
人数のわりに大量でしたが完食。大変美味しゅうございました。ごちそうさまでした。
市場で買ってたべるって楽しいし美味しいし新鮮だし、良いものですね!
唐戸市場
- 住所
- 〒750-0005 山口県下関市唐戸町5-50
- TEL
- 083-231-0001
- URL
- http://www.karatoichiba.com/
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世界一!巨大ふぐの像がある亀山八幡宮
唐戸市場から見て海と反対側にある神社へ。
神社の名は亀山八幡宮。
この神社には「世界一のふくの像」があるのです。
ふくといっしょに記念撮影。「世界一」って、ほかにふぐの像とかつくるひといないからなんじゃないの?とおもったりもしたけど、言ったもん勝ちさ!
世界一のふくを見届けて、クリスマス下関ツアーは幕を閉じました。なんだかんだ楽しかったし美味しかった!
亀山八幡宮は鳥居をくぐり階段をのぼって後ろを振り向くと海が見えるステキ神社でございました。
さいごまでステキなクリスマスをありがとう下関!またねー。
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