
夏の青森旅行1日目前半は、奥入瀬渓流から十和田湖・透き通る水と目にやさしい緑の世界へ。 苔とキノコだらけの奥入瀬渓流でマイナスイオンを浴び、十和田湖では遊覧船と手こぎボートで紺碧の湖上に繰り出して、日夜至近距離でディスプレイに立ち向かう目玉たちを癒してきました!
苔のワンダーランド奥入瀬渓流と、紺碧の十和田湖にいってきた 目次とルート
青森1日目前半のルートはこちら。新幹線で青森県入りし、八戸駅からレンタカー。奥入瀬渓流を通りつつ十和田湖へ出ます!
1. 奥入瀬渓流で苔とキノコに大興奮の巻
東京から八戸まで新幹線で3時間半、八戸からレンタカーで約1時間半。約5時間をかけて、やってきました奥入瀬渓流。
渓流沿いの道路に入ると綺麗な緑につつまれます。このすぐ右手が奥入瀬渓流!わくわく!
歩いている人がちらほら見えたので、わたしたちも車をおりて渓流に近寄ることにしました。
気温はとても爽やかで、半そでに上着を着るのと着ないのの中間くらいです。天気はくもり、のち晴れ。地面はちょっと湿ってる。
あ、川にでた。渓流ですよー。
きれいな青。ふつうの綺麗な川よりももう一段階水が透き通ってる!気がする。
写真からも癒しの風が吹いてきそう。
ふと、足元をみると苔のじゅうたん。そう、奥入瀬渓流にはいたるところに苔がたくさん生息しているのです。
みっちり系や、ふぁさふぁさ系など、バラエティに富んだラインナップで、にわか苔好きにはたまりません!
苔とともにきのこも。
天然の苔玉がたくさんあります。ゴクリ…。手がわきわきしてくるところですが、自然のものを持ち帰ってはいけません。がまんです。
着いたときは曇っていたのが、晴れてきてますます緑が神々しい。
大きくて、うねうねしている樹木たちにも苔が!この絡み合いと苔のハーモニー。素晴らしいですね。
苔!川!すずしい!!
真夏のコンクリートジャングルから来たためかテンションが勢い良く上がっている様子。
渓流沿いの道路は、自転車で走る人もいました。この道路は十和田湖に出る道でもあり、観光バスも通ります。緑と川の流れる音が気持ちの良い道だけど、特別広いわけでもないので自転車だとちょっと怖いときもありそうです。
暑中見舞いっぽい写真。
これは数ある奥入瀬渓流の滝のなかで一番水量の多い派手な滝、「銚子大滝」。高さはあんまりないけど、横幅はけっこうあります。間近で見られるので水しぶきが飛んできて気持ち良かった。
じゃーん。奥入瀬渓流一番のヒットはこちら。「こけむした橋」!あぁー持って帰りたい。庭に欲しい。
真剣に「こけむした橋」の写真を撮るわたくし。と、その成果物。みっちり苔に加えてこんなちっちゃなキノコまでついてるなんて…なんて橋だ…。静かに大興奮。この気持ち、わかってくれる人はいるのだろうか。
銚子大滝のそばにあった標識には可愛らしい「北東北(きたとうほく)ちゃん」(勝手に命名)が。正直、このビジュアルならいくべぇよりでしゃばっても許されるのでは…。あ、でも個人的にはいくべぇは誕生日が一緒だったりするので妙な親近感があります。
この、奥入瀬渓流で出会える北東北ちゃん、調べても名前がわからなかったので、本名知ってる方はぜひ教えてください。
と、こんな感じでうろうろして奥入瀬渓流さんぽはおわりです。まったくトレッキングレベルには至らず、完全にうろうろさんぽレベルでしたが、奥入瀬渓流の景色と空気と苔をぞんぶんに楽しめました。
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2. 遊覧船と手こぎボートで湖上から十和田湖を楽しむの巻
奥入瀬渓流をずっとさかのぼっていくと、十和田湖に飛び出します。車でずいずいと木々のトンネルを進んでいると急に視界がひらけるので、爽快感を味わえます。特にこのとき、太陽が顔を出したところだったので気持よさ倍増でした!
十和田湖畔子ノ口に飛び出してりんごジュースを飲む
十和田湖に出た―!
奥入瀬渓流から飛び出して辿り着いたここは、十和田湖畔子ノ口(ねのくち)というところです。ここから、十和田湖畔の中心観光地、休屋(やすみや)まで遊覧船が出ています。
奥入瀬丸!そのまんまだ!
しかしわたしたちは、ここでは遊覧船に乗らず、車で湖沿いに休屋まで行きます。
その前に…
遊覧船に乗らないのに乗り場まで行ってそこで売ってたりんごジュースを飲みました。青森のりんごジュースで代表的なのは「シャイニー」のアップルジュース。金と銀のタイプは東京でも見たことありますが、赤と青は初めて見ました。赤は「コクのある濃厚な味わい」、青は「さっぱりとした清涼感」です。
チケット売り場のおばちゃんがしきりに「みんな赤が好きって言うんだけどわたしは青が好きなのよお」と言うので両方買って飲んでみましたが、わたしは赤が好きでした。おばちゃんドンマイ。
青も美味しかったけど、青森のりんごジュースといえば「コクのある濃厚な味わい」を期待する人は赤がおすすめ。青はほんとにすっきりした味でした。がぶがぶ大量に飲むなら青かな。でも、同行者たちは青が好きって言ってたので、どっちも美味しいのは確かだとおもいます。明らかに味が違うので飲み比べも楽しいです :)
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休屋発の遊覧船で十和田湖ぐるりのんびりクルーズ
子ノ口でのりんごジュース休憩を経て、再び車で十和田湖の観光中心地、休屋(やすみや)へ。
この日は休屋にあるホテルに泊まるので、今日のドライブは終了です。
休屋には、ホテルや旅館がいっぱいあります。全体的にレトロな味わいを醸し出しているお店・お宿が並んでいました。
こちらは十和田湖グランド売店の店先にいた仔熊氏。視線の先にはなにが…。元気出してくま!!!
休屋地区は全体を歩いて回れるほどのこぢんまりした観光地です。車を止めた駐車場から、歩いて5分かからないくらいの場所に遊覧船乗り場がありました。
さて、乗船券を買いまして、遊覧船に乗ります!
子ノ口の遊覧船は休屋行きという、交通手段的な存在でしたが、休屋から出ている遊覧船は子ノ口行きのものと周遊のものがあり、わたしたちは周遊の遊覧船に乗ります。約1時間、十和田湖ぐるりの旅です。
出発。遊覧船は複数ありました。
遊覧船から見た湖畔のようす。水際まで芝生になっていて、柵などもなく、湖に入って遊んだりもできるようです。この日は夜、湖上で花火が上がるので、みんな場所取りしながらのんびりしている様子でした。
進む遊覧船。
水面下の岩がこんな感じに見えました。
十和田湖は日本の湖沼では10位の透明度らしいです。10位というと、なにやらたいしたことないと思うかもしれませんが、透き通っていて素人目にもかなり綺麗でした。透明度でいうと10m前後みたい。透明度10mというのは、水面下10mまで透けて見えるということです。青と、水色がとっても綺麗でほれぼれします。
遊覧船の中。3連休なのに空いてます。だいじょうぶか!でも快適!
デッキへの出入りや階の移動も自由です。天気も良く、気温も20℃台前半くらいなので、デッキにいるのも非常に快適です。風が気持ち良い。
こちら、願い事・氏名・生年月日を書いた紙の人形(ひとがた)を投げて、沈めば叶うと言われている願掛岩。このポイントに来ると、船を停めて、船員さんの合図で乗客が一斉に自分の人形を湖に投げ入れます。たくさんの白い人形が舞う光景はちょっとおもしろいです。
ところがわたくし自分の人形を投げるのに必死すぎて写真を撮り忘れました…。しかしその必死さの甲斐あってか、わたしの投げた人形がぶじ十和田湖の中へと沈んでいったのをしかと見届けました!これで願いが叶うことでしょう。ふっふっふ。
2階デッキから投げられた人形の中には湖じゃなくて船の上に落ちちゃってるものもあったので、落とすときはちゃんと1階のデッキから落とすのが成功率高いとおもわれます!
でも、もし船の上に落としちゃったら船員さんが拾って湖に投げ入れてくれるので、失敗してもだいじょうぶです。
そのあと、屏風岩とか五色岩とかアナウンスしていたのを聞きながら、十和田湖の空気があまりにも快適すぎてうとうと。
こうして十和田湖遊覧船ぐるり旅がおわりました。
船を下りて、十和田湖畔を散策。太陽が傾いてきて影が伸びつつあります。
さきほど遊覧船から見たようすを湖畔側から見たところ。ピクニックしながら花火の場所取りしてるのかな。
湖畔の道。3連休だというのに人が多くないので、まったりゆっくりさんぽできます。空いてるのは遊覧船だけじゃなかった…。震災の影響なのかしら。良いとこなのに。
この方もひとりでうろうろさんぽしていらっしゃいました。確かに犬連れで来ても楽しめそう。
みんながのんびりまったりする、十和田湖畔はとっても良いさんぽスポットです!
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手こぎボートで堪能するキラキラな十和田湖の夕方
さて、ひきつづき湖畔を歩いていると前方にこんなものが。
キラキラ反射する湖にちっちゃいネッシーがいっぱい!
レンタルボート屋さんです。これは乗るしかあるまい。
恐竜(さっきのネッシー)と白鳥と手こぎがありました。値段は、恐竜:30分1800円、白鳥:30分1500円、手こぎ:1時間1000円…。
というわけで、ダントツにコストパフォーマンスの良い手こぎに決定。確実に1時間も乗らないけどそれはそれです。
写真で見てもわかる、おぼつかない手つき…。ひっくりかえらなくて本当によかった。水が綺麗だからカメラ持ってなかったら飛び込みたい。
湖畔には広葉樹がたくさん生えてましたが、小さな島には松が生えていました。松が生えてるだけで和風に見える不思議。
綺麗な水にまたしても興奮して思わず手をつっこむ。冷たすぎず、泳ぎたくなる水温。
ふと見ると、スワンが大量発生中。やっぱり松竹梅(恐竜・スワン・手こぎ)あると竹が人気なのですかね。たくさんスワンがいても、十和田湖はひろいので気にならないです。
夕暮れ時に近づいて、湖面がますますキラキラしてきた。ボート上からキラキラを楽しむ。
朝は曇天だったのに、奥入瀬渓流あたりから天気に恵まれて、シアワセー。
1羽しかいないっぽい王様(女王様?)スワンを発見。小学生男子2人がものすごい全力でこいでました。男子元気だなぁ。
ひとしきりまったりこいで、桟橋へ。
さて、夏の青森旅行1日目前半の記録はこれでおしまい。ボートを返却し、一旦ホテルで夕食をとって、夜の花火鑑賞に備えます!わくわく。
→ つづきは青森旅行記録その2
湖上の花火で爽やかに夏を満喫。十和田湖湖水まつりにいってきた へ。
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