
チェコの南ボヘミア州にある小さな町、チェスキー・クルムロフにいってきました。「チェスキー・クルムロフ歴史地区」として世界遺産にもなっているこの町は、とっても小さいながらおとぎ話に出てきそうな石畳の可愛らしい街並みがみどころ。犬猫たちと遭遇しながらクルムロフ城におじゃまして、メルヘンな街並みにはしゃぎつつチェコのお菓子トルデルニークも買い食い。まったりとおとぎ話の世界を満喫してきました。メルヒェン!
ボヘミアンでメルヒェンな世界遺産の街、チェスキー・クルムロフにいってきた 目次とアクセス
日本からチェコに行くにはいくつか経路がありますが、今回はエミレーツ航空を使い成田からドバイ経由で空路プラハ入り。プラハでの観光後、高速バスで2時間半くらい南下してチェスキー・クルムロフへ。
地図はプラハからチェスキー・クルムロフへのバスのルートです(道のりとしては正確ではないけど、だいたいこんなかんじのはず)。値段的にも至って普通の高速バスだったと思うのですが、バス内はとてもきれいで座席も大きく、 Free Wi-Fi 完備かつ飛行機並みの各席オーディオつきで感心しました。日本で高速バス乗ったことないからわかんないけど、正直チェコなめてたよ。やるねチェコ!
1. チェスキー・クルムロフ広場からクルムロフ城へゆく
バスのりばから少し歩いて町の広場に到着。広く見えるかもしれませんが小さいよ。
泊まったホテルもこの広場にあります。
荷物をホテルに置いてしゅっぱつ。
広場から伸びるこの小路をゆくのだ!
道はぜんぶ石畳。スニーカー推奨。
建物の色合いも可愛い。
チラリ。
マンホールも「CESKY KRUMLOV」。
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クルムロフ城の敷地内でうろうろする
さて、広場から歩いてすぐにクルムロフ城の入り口に到着しましたよ。
ところでここまで書いてアレなんですが、じつはクルムロフ城は11月から3月の間はお休みなのです。そしてこの日は11月半ば。ワーイなんてこった。
というわけで入り口から見えるあの塔には登れもしなければ入れもしません。知ってて来たんだけどさ。休みと言っても建物内部に入れないというだけで敷地には入れるってことも調査済みなのさ!
赤い門をくぐると謎のお犬様が出迎えてくれたよ!向こうから走ってくるお犬様。
「たたたた」
「てってってってって」
「ふばっ」
ふんばるお犬様かわいい。このあと何事もなかったかのようにわたしの横をすりぬけて去っていかれました。
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クルムロフ城はだまし絵のお城
ここを通ってさらに敷地のなかへ進みます。
建物に入っていくようですがこの先も外部空間です。
天井を見つめると、花の飾り…とおもいきや、これ、だまし絵。
だまし絵って楽しいよね。描いてみたい。
しかもこのクルムロフ城、ワンポイントだけじゃなくて全面的にだまし絵描きまくりなのです。
ほら!これぜんぶだまし絵だよ。
中庭もだよ。なんだかかわいい。お金なかったのかな。
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冬休み中のクルムロフ城から見るチェスキー・クルムロフの景色
廊下の途中でテラスを発見したので外見てみた。
町が見えます。ああ良い天気。
これが廊下のようす。ヴォールト天井。
休館でもこんなところ歩けるんだから楽しいよ。人少ないし。汚れたクリーム色がかわいいよ。
でもやっぱり内部には入れないんだからそのドアは開かないよM氏!
ずんずん進んでいくと、高台に出てチェスキー・クルムロフの町全体を眺められます。
塔に登るときっともっと良い景色だとおもうけど、高台からの景色も充分ステキでした。(この写真はなかなかへたくそで良さを伝えられていないので想像力を働かせてください)
つい撮りたくなる穴から。お伽話のようです。
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2. 世界文化遺産「チェスキー・クルムロフ歴史地区」うろうろ街歩き
さて休館してるなりに楽しめたクルムロフ城を後にして街歩きをいたします。
だまし絵?がここにも!くまさんが2階の窓から覗いてます。
これは町のはじっこのほうかな?人が少ない。RPGの一場面みたい。
ちょっとした街角が可愛くてつい写真を撮る。
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チェコのお菓子トルデルニークをほおばりながらうろうろする
トルデルニークのお店を発見したので買い食い。トルデルニークはパンみたいな生地を棒にぐるぐる巻いて焼いたやつに砂糖とかシナモンとかをまぶしたチェコのお菓子だよ。
この右側の棒に巻いてあるのがトルデルニークです。
トルデルニークマン(勝手に命名)とM氏。トルデルニークのお店にはわりとこのトルデルニークマンが描かれておりました。メルヘンすぎる。ぜったいこのひとメルヘンの国住んでる。コジコジに出てくる。
食べながらうろうろ再開。
トルデルニーク、美味しいんだよ!くせがなくて日本人にもしっくりくる味です。というか日本にもある味かもしれない。揚げてない揚げパン的な。外が少しサクッとしていて、中がふわっとしています。わたしは揚げパンたいして好きじゃなかったけど、トルデルニークは好き。特に焼きたてがさいこうです。
うろうろしてたら猫に遭遇。シルエットがミミズク風な黒猫氏。背景とあわせて油絵みたい。
黄色の梁?が可愛くてはしゃぐわたくし。この色味が心くすぐります。
なんともいえない雰囲気のブティックでマネキンになりきるM氏。
こちらはデリのようです。看板がパンの形…!壁の色といい、ちょっとあなた可愛すぎよ。
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チェスキー・クルムロフ観光におすすめの服装とか季節とか
最後に11月半ばのチェスキー・クルムロフ観光の装備や季節などについて、おもったことをつらつらと記録しておきます。オフシーズンなので参考にならないかもですが気にせず書いちゃう。
チェスキー・クルムロフでの装備と服装について
初冬のチェコ旅行での服装
11月の中欧旅行、プラハもチェスキー・クルムロフも、主にこのような格好でうろうろしてました。
ダウンにマフラー、中にはヒートテック2枚+ニット的なもの、下はショートパンツにタイツ2枚穿き、おなかに貼るカイロ装着!といったところです。靴はスニーカー。
(この写真はザルツブルグで撮ったものだけどチェコでもおなじかっこしてた)
上記アイテムはわたしの東京の真冬の一番寒い時間帯と同等の装備です。11月半ばのチェコ、これでちょうど良いくらいでした。
わたしは寒がりなので、具体的な装備を聞くとけっこう厚着…と思われるかもですが、東京に近い気候の場所にお住まいの方は、それぞれが真冬の一番寒い時間帯にしている服装を想定すれば良いのではないかなぁと思います。
また、建物の中は概してとても暖かいので、どちらかというと中に着こむよりはダウンのような暖かめのコートを一枚羽織るほうが便利でした。
おすすめの靴
チェスキー・クルムロフはうろうろするのにうってつけのコンパクトな街。古い(つまり、でこぼこの)石畳で足に負担がかかるので、とにかく歩きやすいスニーカーやフラットシューズなどを履くのがおすすめです。
強いこだわりが無い限り、太さに関わらずヒールはやめたほうが無難で快適です。写真はフットサルシューズですが、底はフラットなのでこれでもOK。
石畳の凹凸も坂の傾斜も激しいので、スーツケース持って歩いたりすると短距離でも早い段階で心が折れます(経験談)。
11月のチェスキー・クルムロフ観光スポットやアクティビティについて
チェスキー・クルムロフ観光のメインシーズンは春〜夏。11月半ばに中欧を旅行するにあたりチェスキー・クルムロフに行くかどうか、行っても楽しめるのかどうか、実際いってみた感想も書いておきます。このあたり、旅先決めるときに悩みますよねー。
11月はボート乗れないし塔登れないけどそれなりに楽しめる
前述のとおり、11月でもクルムロフ城の敷地内には入れるし高台に登って街を見渡せるので、それなりに楽しむことはできました。ただし、クルムロフ城の建物の中とか、塔からの街の景色をちゃんと見たいひとは4月から10月の間じゃないと休館になっちゃうのでそこのところは要注意です。きっと4月から10月は観光シーズンで気候も良く、自然もきれいだったりするんじゃないかなー。あとたぶん、夏は川でボートに乗ったりできるんだと思います。
ちなみに地ビール醸造所のビアホールはぜんぜんお客さんいなかったけど、11月でもばっちりオープンしておりましたよ!
11月のチェスキー・クルムロフは東京の真冬の朝くらいの寒さ
逆に11月から3月は人が少なくてよりのんびりできるだろうところが良い点かと。確かに可能なら春夏が良いとはすごく思うのですが、11月だと雪はまだ降っていなかったので機動性は良く、全体としても覚悟していたほど悪くないなと思いました。気温はわたしの体感では東京の真冬の朝くらいだったので、都民としては経験済みの寒さ。これならぎりぎり耐えられる!
そんなわけで、ボートや高所への興味が薄く、11月しか行くチャンスがないけどチェスキークルムロフを歩いてみたい…という方はあきらめずに行かれると良いのではないでしょうか。わたしは旅ルートの都合で宿泊しましたが、街の規模的には日帰りでも充分かと思います。
以上、クルムロフ城とチェスキー・クルムロフのうろうろ街歩き記録でした!この日はほかにも地ビール飲んだり夕飯たべたり泊まったりしたけど、その旅行記はまたこんど別の記事にできれば良いなぁ。
それではまた。メルヒェン!
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