
オーストリアの首都ウィーンにあるフンデルトヴァッサーヴィレッジにいってきました。フンデルトヴァッサーがデザインした市営住宅『フンデルトヴァッサーハウス』のお向かいにある、これまた彼がデザインした小さな集合商業施設です。コンパクトな建物の中に、自然を愛する芸術家・フンデルトヴァッサーのデザインがぎゅっとつまった楽しいところだよ。もじゃもじゃの植栽、ぐにゃぐにゃした階段やトイレの丸い鏡、水が流れるバーカウンターなど、フンデルトヴァッサーらしいときめきどころがたくさん!引き続きフンデルトヴァッサーワールドの探検記録です。(フンデルトヴァッサーハウスにいってきた記録はこちら!)
水と緑と曲線のお土産屋さん集合施設、フンデルトヴァッサーヴィレッジにいってきた 目次とアクセス
- フンデルトヴァッサーヴィレッジの外観と入り口
- 曲線をふんだんに使った階段とフンデルトヴァッサーのトイレ
- ヴィレッジ中心にあるバーカウンターの秘密
- フンデルトヴァッサー土産を買いました
- フンデルトヴァッサーヴィレッジ見物まとめ
U3線 Rochusgasse(ローフスガッセ)駅で下車して歩いていきました。フンデルトヴァッサーヴィレッジはフンデルトヴァッサーハウスのすぐ向かいにあるので、行き方は同じです。(こちらを参照)
1. フンデルトヴァッサーヴィレッジの外観と入り口
フンデルトヴァッサーハウスの噴水をはさんで向かいにあるのがフンデルトヴァッサーヴィレッジ。こちらもフンデルトヴァッサーがデザインした建物です。(フンデルトヴァッサーその人についてはフンデルトヴァッサーハウスの記事にてちょっとだけ解説してますのでご興味ある方は合わせてご覧くださいまし~)
やっぱり屋上に樹木がワッサー!
入り口に、フンデルトヴァッサーフォントででかでかと『HUNDERTWASSER ViLLAGE』。
フンデルトヴァッサーヴィレッジの中へ
中に入ってお土産屋さんの間を通りぬけるとこんなかんじ。中心のバーカウンターをお土産屋さんが囲んでます。
ここの床もゆるやかに波打ってる。
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2. 曲線をふんだんに使った階段とフンデルトヴァッサーのトイレ
フンデルトヴァッサーデザインのトイレを見たいのと用を足したいのとでとてもトイレに行きたかったので、早速ぐにゃっとした階段を下りて地下へ。
フンデルトヴァッサーの描いた絵をそのまま階段にしてみました!的なぐにゃぐにゃ感。いいなーぐにゃっとした階段。
いざフンデルトヴァッサーのトイレへ。
有料トイレなので入り口がやや仰々しい。
ちなみに、オーストリアの公衆トイレは有料が多い代わりにどこもわりと清潔で、世界一トイレにこだわりをもっている日本人的にはかなりストレスフリーかとおもいます。カフェやレストランのトイレなどもだいたい日本とおなじくらいキレイだったし、わたしが今までいったことのある海外の国のうちではダントツでトイレ清潔レベル高かったです。(ただしウォシュレットは見かけなかったかな。わたしは不要派ですが)
しかしながら、無料で清潔平均値が高いトイレを提供し続ける日本は本当にすごいとどこの国に行ってもおもいます。トイレは日本の誇りじゃー。
フンデルトヴァッサーヴィレッジのトイレ利用料は 0.8ユーロ。わたしがザルツブルグやウィーンのあちこちで入った有料トイレは 0.5ユーロくらいが多かった気がするのでやや高めですかね。でも気にせず入りますよ。
これまたちなみにですが、小さな買い物はもちろん、トイレなどのためにも小銭はつねに持ってるようにするのがおすすめです。
お金を払って入り口を通ると、短い廊下になっています。
左の壁に窓。フンデルトヴァッサーっぽい個性的な装飾だけど、タイルの直線は許されるのかしら。
こちらが女子トイレの洗面台。丸みのある鏡が可愛い!ところどころ割れてるのはいたずらなのかなー。
この調子で個室もおもしろいのかなと期待したんですが、便器含めそこはわりとふつうだったので写真は撮っておりません。フンデルトヴァッサー、個室には興味なかったんだろうか……。
以上、フンデルトヴァッサーのトイレレポートはこれでおしまい。
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3. ヴィレッジ中心にあるバーカウンターの秘密
トイレから出て階段を上りふたたびフンデルトヴァッサーヴィレッジの1階へ。
おみやげ屋さんを物色しながら、店内の階段で今度は2階に上がってみました。
そして、2階から1階のバーカウンターを見て気づいた!このバーカウンター、柱からカウンター部分にかけて水が流れているのです。しらなかった。わかりますかね?
水の流れを描いてみるとこんなかんじ↓です。
なんとまあフンデルトヴァッサーらしく楽しい。
フンデルトヴァッサーは人にも植物にも欠かせない自然の象徴として、水を使うことも好んだそうです。そういえばフンデルトヴァッサーハウスでも、噴水が印象的でした。
あとこういう、ないはずの場所にないはずのものがある、という自由さが単純に楽しくてワクワクします!いいなあ。
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4. フンデルトヴァッサー土産を買いました
せっかくなので、フンデルトヴァッサーヴィレッジに入ってるお店でお土産にフンデルトヴァッサーTシャツを買いました。
” Each raindrop is a kiss from heaven.”
「雨粒は天からの接吻」。
フンデルトヴァッサーは作品そのものも可愛いので、お土産も可愛いものがいろいろありました。今回一緒に旅したわたしの母はカレンダーを買ってましたよ~。
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5. フンデルトヴァッサーヴィレッジ見物まとめ
というわけでフンデルトヴァッサーヴィレッジにいってきた記録は以上です。
フンデルトヴァッサーヴィレッジでは、フンデルトヴァッサーハウスでは見られなかったフンデルトヴァッサーデザインの内部空間をじっくり見ることができます。商業施設なので住宅のデザインとはまた異なると思いますが、決して広くない建物の中に曲線を多用した柱や壁がにょきにょきと存在しており、独特な森のなかにいるような気分になる楽しい建物でした。
建物内に水まで流れているとは知らなかったので自力で発見したときは非常にわくわくしたよ~。もしかすると他にも細かな遊び心があるかもしれないので、訪れる方はぜひとも探してみてください。
HUNDERTWASSER VILLAGE
- 開館
- 9:00-18:00 無休
- 住所
- A-1030 Wien, Kegelgasse 37-39
- TEL
- +43-1-7104116
- URL
- http://www.hundertwasser-village.com/(英語)
あーおもしろかった。フンデルトヴァッサーヴィレッジ、フンデルトヴァッサーハウスまでいったら絶対覗くべしですね。
フンデルトヴァッサー作品をめぐるウィーン散歩、ヴィレッジの次はフンデルトヴァッサーの絵画や模型などの作品をたくさん展示している『クンストハウスウィーン』に向かいました。美術館内は撮影禁止のためフンデルトヴァッサーがデザインした併設のカフェでごはんをたべた話がメインなんですが、またそのうち記事にしたいと思います!
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