
クンストハウスウィーン(フンデルトヴァッサーミュージアム)にいってきました!オーストリアの首都ウィーン生まれの芸術家フンデルトヴァッサーが自らデザインし、既存の建物を改築して作られた美術館です。フンデルトヴァッサーハウスとフンデルトヴァッサーヴィレッジを訪れたあと、そのままウィーンの街をてくてく歩いていってきました。この記事は、館内展示の感想と、フンデルトヴァッサーがデザインした併設のカフェでごはんをたべた記録となっています。このカフェがまたフンデルトヴァッサー的曲線にあふれていて素敵だったのですよ!おすすめ!
フンデルトヴァッサーデザインのカフェで青空ランチ!クンストハウスウィーンにいってきた 目次とアクセス
- クンストハウスウィーンの建物概要と外観
- クンストハウスウィーンのカフェのようす
- フンデルトヴァッサーのデザイン空間で、いざランチ
- フンデルトヴァッサーミュージアムの感想
- クンストハウスウィーン/フンデルトヴァッサーミュージアムまとめ
クンストハウスウィーン(フンデルトヴァッサーミュージアム)へは、フンデルトヴァッサーハウスから歩いていきました(徒歩7分くらい)。地下鉄の駅からフンデルトヴァッサーハウスへのアクセスはこちらをご覧ください。
1. クンストハウスウィーンの建物概要と外観
クンストハウスウィーンは、もともと家具の工房だった建物をフンデルトヴァッサーが改築(デザイン)してつくった美術館です。その家具の工房というのは、湾曲木材で作った椅子などが人気のトーネット社の工房だったということで、芸術やデザインが集まってくるウィーンらしさを感じます。
トーネット社の椅子は現代建築三大巨匠のひとり、ル・コルビジェも気に入って愛用していたらしいですよ。
フンデルトヴァッサーハウスを出発して木漏れ日を浴びながらのんびり歩いていると、クンストハウスウィーンにたどりつきました。
ふおぉ。これが旧トーネット工房でフンデルトヴァッサー美術館!フンデルトヴァッサーハウスとはまた配色がちがっておしゃれだな。
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2. クンストハウスウィーンのカフェのようす
ガイドブックにちらりと写真が載っていた、クンストハウスウィーン併設のカフェでランチしました。ここもフンデルトヴァッサーのデザインを具現化した場所です。
店員さんが可愛かった!…が写真はありません。
せっかく天気が良いのでテラス席に座ったよ。
この写真の背後にある屋内席も可愛かった。写真撮り忘れたけど。
フンデルトヴァッサーのデザインだから、もちろん植物もあるよ。
カフェは美術館の入口と逆側にあって、とても気持ちの良い空間。テラス席の椅子がみんなバラバラで、いろんな色やかたちなのも楽しいです。
やはり壁面はもじゃもじゃ。表側は白黒タイルがメインだったけど、カフェ側は青白。フンデルトヴァッサーハウスで見た窓のキーストーン的装飾もありますね。
はしっこの、建物寄りの席は石の長椅子とテーブルになってました。
壁には瓶が埋め込まれた装飾が。どこまでも丸みをおびている。
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3. フンデルトヴァッサーのデザイン空間で、いざランチ
フンデルトヴァッサー建築めぐり、フンデルトヴァッサー作品の中でごはんまでたべられるなんて楽しいね。
おすすめ!オレンジジュース
まず飲みもの。今回の同行者・ホソミ母はビール、わたしはオレンジジュースを飲みました。ビールグラスおしゃれ。そしてこのオレンジジュース美味しかった!!
ちなみにオーストリア、朝ごはんのビュッフェに並んでたオレンジも、スーパーで買ったフレッシュオレンジジュースも味が濃くて甘くて美味しかったです。オーストリアのチェーンスーパー、「spar」にはまるごとのオレンジがたくさんセットされてるマシンがあって、その場で絞ってペットボトルに詰められるんだよー。
(写真を撮ったつもりが探しても見当たらないので、オレンジジュースマシンの写真はこちらのページをご参照くださいませ。)
やっぱりヨーロッパはオレンジ美味しいのかな。フンデルトヴァッサー関係ないけどオーストリアでフレッシュオレンジジュース、おすすめです。
肉風お豆腐サンドイッチとグラタン
ところでぜんぜん知らないで来たのですが、このカフェはじつはベジタリアンメニューがとても充実しておりました。というか、たぶんお肉メニューがなかったです。そういうお店だったのか。
こちらはアボカドと豆腐を肉っぽく焼いたやつのサンドイッチ。
うん、肉っぽいけど肉じゃない。でも美味しかったよ。ボリュームは欧米にしては少なめ。わたしにはちょうど良い。
こちらはたべかけですがグラタン。美味しかったな。オーストリアの味付けって基本的に濃すぎず薄すぎない上品なかんじで、日本人にけっこう合ってるとおもうのですわたし。
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4. フンデルトヴァッサーミュージアムの感想
肝心の美術館ですが、内部の写真は撮れないので、外観とチケットと、チケット買ったときに一緒にもらったポストカードの写真をば。
展示は、フンデルトヴァッサーの絵画作品や建築模型、切手などのデザインワーク作品がとても充実していて楽しめました。フンデルトヴァッサーの在りし日の写真資料も展示されていて、フンデルトヴァッサーに興味がある方は必見の美術館だとおもいます。
わたしはガイドブックで彼が日本人女性と結婚してたことや雅号を持っていたことを知ったのですが、実際にこのクンストハウスウィーンで「百水」の雅号が入った絵をたくさん見られてなにやら感動しました。
フンデルトヴァッサーは、アフリカの人々からも、妻だった日本人女性からも、最期に埋葬されたニュージーランドの自然からも、そのほかきっとたくさんのものから影響を受けて、この作品たちを作ってきたんだろうなと。文章で読んでわかったつもりになっていたことが、実際の作品を見るとまざまざと実感できた気がしました。
あと単純に、自分の母国の文化を気に入ってもらえてるようすをこの目で見られて嬉しかったです。
そうそう、トイレの中だけこっそり写真を撮りました(いわゆる「展示物」じゃないから許してもらえるかな…)。
美術館内のトイレに入ったら、便器はふつうだったけど壁にさりげなくハエのモザイク画がありまして。たしかにある意味ナチュラルな状態のトイレにはハエいるけど。徹底したフンデルトヴァッサーの自然愛を感じたトイレタイムでした。
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5.クンストハウスウィーン/フンデルトヴァッサーミュージアムまとめ
お肉大好き肉食人間なわたしですが、ここのランチはお肉なくても美味しかったし、フンデルトヴァッサーのデザイン空間でのんびりできるし、美術館では彼の絵画作品もたくさん見ることができるし、とてもおすすめ!フンデルトヴァッサーめぐりをするならマストです。
フンデルトヴァッサーの常設展とは別に、他のアーティストによるおもしろそうな特別展も開催されていたので何度行っても楽しめそうです。わたしは時間がなくて見られなかったのですが、もし次行く機会があったらそっちも見たい。
以上、クンストハウスウィーン/フンデルトヴァッサーミュージアムにいってきた記録でした。
そしてこれをもってウィーンでのフンデルトヴァッサーめぐりシリーズもおしまいです。が、日本にもフンデルトヴァッサー作品があるので近いうちにいきたいとおもっております。いや、いきます。待ってて百水さん!
KUNST HAUS WIEN. Museum Hundertwasser
- 開館
- 10:00-19:00 無休
- 住所
- Untere Weißgerberstraße 13, 1030 Wien
- TEL
- +43-1-7120491
- URL
- http://www.kunsthauswien.com/
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