インド北部ジャイプルのアンベール城、象のタクシー乗り場にて

北インドのやや西寄りに位置する「ピンクシティ」ジャイプルと、その郊外にあるアンベール城で象に乗ってきました。真のマハラジャは我々の乗ったのよりももっとゴージャスな象に乗りそうな気がするので「マハラジャ気分」というよりは「マハラジャの家来気分」と言ったほうが正しいかもしれないけど気にしない!象に乗って登城するというインドのイメージそのままの体験ができてとても楽しかったです。ピンクシティと呼ばれるジャイプルのピンクな街並みも冒頭で少し紹介します。長らく間が開いてしまいましたが猛暑季インド旅行記第2弾です!

猛暑季インド旅行記第1弾、デリーのフマユーン廟にいってきた記録はこちら

マハラジャ気分で象に乗る。アンベール城とピンクな街ジャイプルにいってきた 目次とアクセス

  1. 「ピンクシティ」ジャイプルの街並みとピンクの理由
  2. ムガル帝国司令官の城塞、アンベール城へ

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ジャイプルを訪れたこの日はインド旅行4日目。デリーのフマユーン廟にいってきた記事でも書きましたが、今回のインド旅行は自動車での完全連れ回し系パックツアーなので、3日目に滞在したアグラからも車で移動。ジャイプルの街からアンベール城へも車です。(地図をズームするとジャイプル中心地からアンベール城へのドライブルートが見られます。)

1. 「ピンクシティ」ジャイプルの街並みとピンクの理由

あの有名なタージマハルのあるアグラから、約5時間のドライブを経てジャイプルに到着!
ピンクシティ、ジャイプルのピンクな地図

ジャイプルは別名「ピンクシティ」とも呼ばれる街ですが、いかがわしい街というわけではなく、街中の建物がピンク色のためにそう呼ばれております。
インドのピンクシティ、ジャイプルの街並み
こんなかんじ。

なんでピンクになってるのかというと、19世紀後半のイギリス統治時代に「イギリスの皇子がジャイプルに来る!皇子はピンクが好きらしいから建物全部ピンクに塗っとこう!」ってことでピンクにしたらしいです。てきとうだなぁ。

ピンクかどうか怪しいピンクシティ・ジャイプルの建物
「これは果たしてピンクというのか?」という色もたくさん見かけましたが、さほどメンテナンスがされているとも思えないので、ただ色褪せているだけなのかもしれません。それかインド人の認識するピンクのゾーンがかなり広いか。どっちにしろ「これほんとにピンクなの?」とジャイプルの人に聞いてもきっと「何言ってんのどう見てもピンクじゃないか(どや)」みたいな返答をされる気がするけどね…。

ファサードに950の小窓がある風の宮殿

ジャイプルのピンクな街並みを通り、風の宮殿へ。風の宮殿(ハワー・マハル)は、ジャイプルを支配していたマハラジャのおうち、「シティパレス」の一部です。

風の宮殿もまた、ピンク色。…と言われています。
ピンクシティ・ジャイプルの風の宮殿(ハワー・マハル)正面
宮廷の女性たちが街を眺めるための小さな窓が950以上!外から顔を見られないように、窓は小さくされてます。宮廷にはない街の賑わいとかお祭りとか、どんな気持ちで外を眺めていたのかな。

周辺はバザールやお店が立ち並んで、普通の生活空間にいきなりこれが建ってるというかんじです。

風の宮殿は外から眺めておしまい(お金払えば中も入れるとのこと)。

インドの制服女子
制服の可愛い女子たちを横目に、わたしたちを乗せた車はピンクシティを走ってゆきます。

湖上に建つ水上宮殿も通過。
インド・ジャイプルの水上宮殿
これも元々はマハラジャの宮殿らしい。いいなー。わたしも湖に住みたい!

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2. ムガル帝国司令官の城塞、アンベール城へ

さてさて、そうしてジャイプルの中心街から30分くらい車を走らせると、見えてきましたアンベール城!
車中から見えたジャイプル郊外のアンベール城
アンベール城は丘の上にあります。手前の標識は一体なんのサインなんでしょうね。

壮観!ずらりと並ぶ象のタクシー

お城のふもとに到着すると、そこには象がずらーり!わーお!
インド・ジャイプル郊外のアンベール城で並ぶ象のタクシーたち

間近でたくさんの象を見ることができます。象好きにもおすすめ!
インド・ジャイプル郊外のアンベール城で並ぶ象のタクシーたちその2

お化粧してる象もちらほら。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城のお化粧した象
ダンボのサーカスシーンを思い出しました。

インド・ジャイプル郊外のアンベール城をふもとから見上げたところ
お城を見上げると、こんな景色。この坂を象に乗ってのぼっていきます。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城丘の城壁
アンベール城は丘の上にあるので、城壁も丘に配置されています。反対側の丘にも城壁が到達して、斜面に沿う様子が万里の長城みたい。

マハラジャ気分で象に乗る。アンベール城とピンクな街ジャイプルにいってきた 目次とアクセスへ

象タクシー乗り場にのぼって象に乗るよ

象に乗るための行列が進み、象乗り場にのぼるとこんな景色。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城象乗り場から見える象
象タクシーのほうも順番待ちしてます。厳密な順番待ちじゃなさそうだけど。インドだし。

インド・ジャイプル郊外のアンベール城象乗り場から見える象その2
迫る象!

インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて乗った象の座席
いよいよ乗る番。象の背中の椅子に、進行方向に対して横向きに座ります。象に横向きに座るのは初めて。

インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて象に乗って出発したところ
出発進行。おじさんの肩越しに連なる象のタクシー。

インド・ジャイプル郊外のアンベール城にある象タクシーの乗り場
振り返ると、象乗り場が見えます。

ずんずん進む象タクシー。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて象タクシーの通る道と落とし物
道には象のフンがごろごろしてます。でもくさくない。象すごい。

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象の背中から見たインドな人々

道の脇にはちらほら人がいます。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて象タクシーの通り道で店を広げる物売り
象のタクシー客向けのおみやげ屋さんも。ちゃんと目線がちょうど良いように高いところに陳列!

インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて連なる象のタクシー
ちゃんと椅子に捕まってないと落ちるかも!と危機感を覚えるくらい、横方向にけっこう揺れます。前のおじさんもしっかり捕まってます。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城で乗った象タクシーの、前の象のおしり
自分が乗ってる象を撮れないのでしょうがないから前の象のおしりを撮る…。

インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて象タクシーの通り道にいたきれいなサリーを来た女性
きれいなサリーを着た人。

象タクシー専門カメラマン

自分が象に乗っている写真は自分では撮影できません(あたりまえ)。そういうところにつけこんだ注目した彼らが、観光客の乗っている写真を撮って、あとで売ってくれます。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて象タクシーの撮影をするカメラマンその1
けっこうな斜面で構えるカメラマン1号。

インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて象タクシーの撮影をするカメラマンその2
やたらなにかを指示してくるカメラマン2号。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて象タクシーを撮影して満足するカメラマンその2
ちゃんと目線を送りポーズをとると褒められます。

ふっかけられそうな気がしたので敬遠してしまい写真は結局買わなかったのですが、今思えば値段聞いてから考えても良かったかもと思わなくもないです。

でも、この日以前に見てきたインドの物売りが本当にしつこくてこのとき既にうんざりしていたのですよ…。今までも数カ国でしつこい物売りには遭遇してきたけれど、やはりインドはその中で一番しつこかったです。

写真、値段いくらだったのだろう…。

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アンベール城の入口はしばしば象が詰まる

5~6分ほど象にゆられて、お城の入り口に到着!
インド・ジャイプル郊外のアンベール城にてお城に入ってゆく象タクシーたち
お城に入っていく象タクシーたち。

インド・ジャイプル郊外のアンベール城
おお。これがアンベール城。

インド・ジャイプル郊外のアンベール城の象タクシー降り場
象タクシー降り場。ここで象を降り、お金を払って、象とおじさんとお別れです。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて乗った象と象使いのおじさん
ここに来て乗せてもらった象さんをやっと撮れた…!ありがとう象さんと象使いさん。

降りてからお城の入り口を見たところ。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて詰まる象タクシー
後続の象タクシーがどんどこわんさかあふれるくらい入ってくるよ!ときどき詰まります。
インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて行列をつくる象タクシー
可愛いなあ象。

インド・ジャイプル郊外のアンベール城にて象タクシーを眺める
名残惜しみつつ、アンベール城見学へ向かいました。

まとめ

象のタクシーは、午前中、それも早い時間の方が乗れる可能性が高いみたいです。というのも、一頭あたりの象の一日に乗せる人数が決まっていて、その上限に達するとさっさと帰っちゃうんだとか。わたしの場合はツアーで午前中に連れていってもらいました。

東南アジアの動物園や田舎町などで何度か象に乗ったことはありますが、象に乗ってお城に入るのはまた違う雰囲気があってなかなか良かったです。値段は忘れましたが(ごめんなさい)おすすめ!乗りたい人はがんばって早起きしてアンベール城へいってみてください:)

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